呆れる先生を無視して、私はドアを勢いよく閉めた。 「………終わったぁ…」 見てればわかる。 先生には、勉強する気がまるで無い。 “家庭教師”なんて名前だけ…。 「嫌なヤツ…。」 ベッドに思いっきりダイブして、棚の上の写真を見る。 「ねぇお父さん、先生は何を考えてるのかな。いきなりお父さんのこと聞いてきたり、かと思えば急にいつも通りに戻ったり…。」 いつどんなときも、笑顔しか見せないお父さん。 尋ねたって、答えてくれるわけは無いんだけど…。