私の背の高さに顔の位置を合わせると、先生の顔は怖い顔から薄ら笑いに変わった。 「わがままな生徒の世話は大変だな。」 「…っ」 「俺があんな高額、持ち歩いてるわけねぇだろ。」 そう… 「…………うん。」 当たり前だよね。 先生だって、私と同じ高校生なんだから。 「しょーがないなぁ…。 じゃぁそのかわり、帰りに何かお菓子買ってね!!!」