メガネの奥の先生と目が合う。 ドキンと心臓が跳ねる。 「……?どうした?」 「あ…な、なんでもない。」 私を不審そうに見ながらも、先生は「そうか。」と言ってシャーペンを持ち直した。 「で、この問題は何がわからない?」 私の横に立って、先生はノートを覗きこんでいる。 「何…何が分からないかも分からないくらい分からない…。」 「じゃ、一から説明する。」