あまりの痛さに断念すると、私は「なんでもない…。」とお母さんに告げた。 「あらそう。」 とたいして気にする様子も無く、お母さんはキッチンへ向かう。 お母さんの姿が隠れたところで、先生は足を踏むのをやめた。 「はぁ…痛かったぁ…」 「余計なことを言う萌香がいけないんだぞ。」 「余計なこと!?私はただ、事実を述べただけでしょ!」 そんな私の言葉は綺麗に無視されて、先生はなにやらソワソワし始めた。