先生に言われるがまま鏡を覗いた。

そして、言葉を失った。


だってだって、私の顔…


「………めちゃくちゃ悲惨だ……」


「だろ?」


笑顔で言うと、先生は私の手から鏡を受け取った。


今先生が優しいのは、お母さんがいるから。

2人きりのときとはまるで別人みたいなのに…。


お母さんはまんまと騙されている。


「あらやだっ!まったく、女の子とは思えないわよねぇ!」


…とか言っちゃってるし…。