先生の指先が、私の唇をゆっくりとなぞる。 「せんせっ、今授業中…っ!」 私の言葉にふっと笑うと、先生は人差し指を立てて私の唇に当てた。 「たまにはこういう授業も無いと…飽きちゃうだろ。」 少し声を小さくした先生に、カァッ!と顔が赤くなるのを感じる。 それに気づかれるのがいやで目をそらすと、私は先生の胸を両手でグッと押した。