私は海に向かってゆっくり歩いた。 段々と水が膝、腰えと来た。 『お前なにやってんだ??』 水が胸あたりに来た時に、後ろから大きな声が聞こえた。 『お前ちょっと来い』 『えっっ???』 振り返ると、金髪で、ピアスがたくさんあいた男が立っていた。 『ちょっと…どこ行くの?』 私が聞いても、その金髪は無言のまま。 腕を引っ張られて歩いていると、でかい倉庫みたいなところに着いた。