幼なじみと2週間









「~~~っ、ハックション。」





部屋に入ったとたん、くしゃみが出た。





…でもそれはあたしではなく、恭吾のもので、恭吾は着ていた制服を脱いだ。





そっか…。あたしに貸してたから…。





「恭吾風邪引いたら駄目だから早くお風呂はいったら?」





なんだか申し訳なくなりながら、顔色を見つめるあたし。





あぁ…こういうときってどうしたらいいんだろ…。





「あー、さみぃ。鈴のせいだな…責任とってもらわねーと。」





そういって上半身裸状態で、あたしのもとへ寄ってくる。





わ…ちょ、ちょっと責任て…。





「え、ちょっ恭吾!?」





「いーから来いよ。」





耳元でささやかれ、体が熱くなった。





そしてあっという間に、腕をひっぱられあたしの部屋に連れ込まれた。





恭吾は、あたしのてを掴んだままベッドに寝転んだ。