「お前歩くのおせーな。チビだし。」
恭吾があたしの頭にてをのせて呟いた。
「あたしそこまで小さくない!恭吾が大きいんだよ!」
気にしてることを…!ムカつく!
「何?それで小さくないとかよく言えたな。」
恭吾は、フッと馬鹿にしたように笑っていった。
確かに、152だけど…そこまで笑うことなくない?
「ちょっと!笑わないでよ!馬鹿。」
あたしは、恭吾の顔を見上げながら睨んだ。
「それ…睨んでんの?…逆効果だから。」
逆効果って…意味わかんないし…。
しばらく考えていると急にてが離れた。
びっくりして恭吾のほうを見ると、家を指差した。
「家着いた。早くはいって…風邪引く。」
「あぁ、うん。」
家に着いたのも全く気づかなかった。
ボーッとしすぎたぁ!!
恭吾に引っ張られ、あたしは家に入った。
