「ぷはー、スッキリした。」





今日もお風呂であひるさんに語りおえ、自分の部屋に戻ってきた。





ふと携帯を手にすると、知らない番号からの着信履歴が3件来ていた。





「え…誰?」





少し怖く思ってきたとき、その番号から電話がなった。





「どうしよ…出るべき?」





知らないままも怖くて、あたしは通話ボタンを押した。





「…もしもし?」





「………あ、鈴?一生だけど。てか電話やっと繋がった。」





「か、一生くんっ!?よかったぁ。あぁー、さっきまでお風呂入ってて…気づかなくてごめんね?」





一生くんからなんて予想もつかなかったよ。





「ん?そーだったのか。ならしょうがないから謝んなって!」





電話口からでも一生くんが微笑んでるのがわかっていつのまにかあたしの不安は安心へと変わっていた。





…あ、そーいえば。





「ありがとう!でもさぁ、あたしの番号どうやって知ったの?」





「ちゃっかり友達から聞いといた!鈴は恭吾と話してたしな。」





「言ってくれれば良かったのに!でも実はあたしも一生くんに話しかけづらかったからよかった。」





「俺こそ言ってくれれば良かったのに。同じこと思ってたんだな!」





「うん!なんか変〜!」





「俺は嬉しいけどな…。」





笑いあいながら喋ってるとき、一生くんがなにかいった気がしたけどそれは小さくて聞き取れなかった。





まぁ、なんでもないよね?





「てかもう遅いし、こんな時間にごめんな。じゃあ、また。」





「全然いいよ!ばいばーい!」





一生くんとの電話を思い出して余韻に浸る。





「ふぁーあ。」





いつもより寝るのが遅いからか、大きなあくびが出た。





そのままあたしはベットに横になって眠りについた。