懐かしい…。
たった1回の電話で春までの一緒に過ごした時間がよみがえる―…
「いやーね、色々あんの…。そんなに怒らなくってもいいじゃん!…もう普通のおん
『勝手なこと言ってんじゃねーよ!』」
「ごめん…」
うわぁ…。
だいぶキレてるね…
しかも、ここまでキレられたの初めてかも…
これは会ったら、殺されるなみにやばい。
玲斗、怖すぎでしょ!
『なぁ…?なんでいきなりこなくなんだよ?意味分かんねんだよ、お前の行動が…』
「……っ…ご…めんな、さい」
あたしは直感で櫂かもしれないと思ったとたんDOLLに顔を出すのを控えた。
携帯も変える予定だった…
けど、それはできなかった。もしかしたら、櫂が連絡くれるかもってバカな考えがあるから…
だからDOLLのメンバーだけ着信拒否してた。
『俺らにはお前が必要なんだ。謝ってほしんじゃねんだよ…。かえって来いよ』

