「そんな驚くほどでもないでしょ!」 「いや、驚いた」 苦笑いしか出てこない。 世間にはあたしの存在は知らされていない。 まだ、隠し子でがんばっているから。 かな兄はあたしの情報をロックしてくれているみたい。 もう本当に感謝だよ。 香織が足を組みだした。 な、何だその色気!!やばいでしょ… それにしてもやっぱりここの入試テストは難しいらしい… だから今年の外部受験の人なんかいないに等しい。 だから、大地先輩なんかに興味持たれちゃうわけだ…