いろいろ一人で考えていると今頃になって左目がおかしいことに気付いた。

実はあたし超目が悪い・そして色素が薄い・・
なんでメガネじゃないかっていうとコンタクトつけてるからなんだけどカラーコンタクトだから、目の色も違うんだよねー

竜崎家の秘密の娘だからばれたら困るの…
まぁ、名字は別に誤魔化しはいくらでも聞くからこのままなんだけどね。
ばれないよね…?

あたしはまた一人でいろいろ考え始めた。

まづあたしがどうしていきなりこの学院に入んなきゃいけなくなってしまったのかと。

まず第一の理由にパパの一言

「海、竜崎グループはお前に継いでもらうことにした。―――――――――…」

それを聞いて、あたしは家が吹っ飛んじゃいそうなくらい大きな声で叫んだ。(海の家はかなり広い…。さすがに学園ほどはないが… by筆者

家中に響き渡った。

普段からパパの仕事やママの仕事でうるさい家なのに、この日は一段とうるさかった。

竜崎 海。
竜崎グループの隠し娘(まだ公表されていない)。
高校1年生。

さっきから言ってるけど、あたしは隠し娘。だから、今まで族に入れてたってのもあるんだけど、族の中ではちょっと有名になりすぎちゃったからバレルと大変。だから、卒業まではできるだけばれないように竜崎という名字は誤魔化す。

「ごめんな、海。俺はニューヨークの会社もたなきゃいけねーから、継げねぇんだ・・・。」

あたしの申し訳なさそうな顔をして言うお兄ちゃん。

その隣で必死にやってくれというオーラを出しながら、こっちを見ているママとパパ。

な、なんか断れない感じじゃん!

そう思ってあたしは小さくなる。