「はぁ・・・」

あたしは短く返答した。

そんだけの理由でここのトップグループの一人がねぇ…

そしてエレベーターに乗り込んだ。

エレベーターも結構デザインが凝られていて綺麗だった。

天井には宝石を埋め込んだ海が描かれていた。キラキラと輝く波。

「あ、そうだ。さっきテストの話してたよね?」

「は、はい。」

テスト。さっき瀬沢さんにも聞かれたな…。満点だったから何って感じなんだけど…

「ここ一応国のトップ校だよ。そこの転入試験を難なく合格。しかも満点なんて…」

「・・・む、難しい…・ね…」

へぇー。あれで難しいんだ…。トップであんなもん…。ふーん。

転入試験の問題を思い出した。

あの試験そんなに難しくなかったし、誰でも受かるものだと…

意外に頭良くないんだね。

「だから、学校全体が驚いてるよ。先生もKINGも生徒もね。たぶんSランクだよ。」

「あ、それ聞きました。」