「あのさ」
「今さらなんなのよ!!!!!」
息があがる
「あの時…グシャグシャにして…女の子にチヤホヤされて…今度は何!!?」
おもいっきり神山を睨んでやった
だけど…
「……好きだ」
「…ッ……本当意味わかんない…!!」
バンッ!!とバックを投げつけた
「いっ………あん時の夏、お前に惚れた…男みたいに髪短いし喋り方だって男みたいだし……」
過去の私
大嫌いな私の姿
恥ずかしい記憶
「―――だけど、着飾った女よりもお前が一番綺麗だと想った」
彼の目は真っ直ぐだった
「ッ……なら、何でグシャグシャにしたのよ!!」


