春夏秋冬のキセキ




「…新人戦は無理だね」


一年でレギュラーなんだよね?この人。

期待のエースだったろーに


「俺は新人戦に出る」

「…は?」

「負けねぇから」


強い目だった


「じゃ、」

「名前!なんつーの」

「…名乗るほどの者ではない」


私はそう言ってグラウンドに走っていった。


顔は真っ赤で
恥ずかしくて

心臓が速くて…

これは走ったからって
言い訳にした