「…こんなに好きになるなんて…はは」


唇を噛みしめた

涙なんか…出ないッ
出さないッ…

だけど地面に涙の後が1つ…また1つと増える


「……ッ…うっ…」


何となく気づいてた

先輩が
違う人を見てたこと

その人は綺麗で
勝ちめなんてないや

私の恋は儚く終った


「――次は俺にしろよ」



私の目の前には
金髪の髪の毛が居た