きゃああああ!

「え?里奈?里奈!!」

「里奈だけど・・・、どうしよう!明日じゃないじゃん!」

「なにが?」

「お見舞い!もう来てるよどうしよう!!!!」

「はあ?明日って言ってたけど・・・。」

「でも来てるんだよ。中村が!」

「あっはっはっは、中村でしょ。明日は河田と香山。あれ?中村は聞いてないや。じゃ、後はガ・ン・バ!」

「そんな・・・。」

がちゃ。プー、プー・・・

~里奈の家では~

「中村、か、帰っていいよ・・・。」ごほんっ!
「里奈ちゃん、せきしてるし、僕、ここにいる!!!」

なれなれしく呼びやがって・・・。どうにかして帰ってもらわなければ・・・。

(は!電話!)

うその電話しよう!

「あ、もしもし!お母さん~?え!今から帰る?わかった~!じゃあね~!」

大きい声で中村に聞こえるように言った。だが中村はさっきと同じようにふつうに話しをしてくる。

「あ!このお菓子食べていい?」

げ!あたしのちょーお気に入りのお菓子が・・・!

里奈は立ち上がった。

「あ~た~し~の~お・か・しィ~~~!!!!食べたらあかんで~~~!!!」

シャーーーっと、いかくしている。

「・・・。ううう・・・(;Д;)こわいよ~!」

中村は窓から去っていった。

プルルルルル~、プルルルルル~

「あ、もしもし里奈?どうなった?」

「ひいい!あたしのお菓子ィ!ひいい!きいいいい!」

「はあ?何があったの?」

「しゃーー!シャーーーーー!!!」

「・・・。」

プーーーー、プーーーーー・・・

「は!あたしとしたことが!はずかしい☆!」