「ええ?私がですか?」


なんで私なの?
ソプラノのパトリは?




「ソプラノのパトリは使えないからな。絶対音感があるお前なら音ずれてるところわかるだろ?それとも絶対音感は嘘か?」



ええ!?
そんなこと言っていいの?


「伊月君、酷いよぉ。
私でもわかるよ」



「わかるならさっさと直せよ。出来てないから姫歌に頼んでんだけど」


うわっ。
きついな、伊月先輩。



「じゃあ、私が直せなかったらあの娘に頼むから見ててよ。まぁ、私が直せなかったらだけど」



なんか喧嘩売られました?
私そんなつもりないのに。



こうして私とソプラノのパトリさん(名前しりません)の対決?が始まってしまった。