キミの手の奥の僕



袋から差し出されたクマのキーホルダー。




太陽みたいにキラキラと笑う未玖が、いつもと違ってかっこよく見えた。



「ありがとう…」




手の平にちょこん置かれたクマは、なんか可愛い。



「そのクマ、香世に似てる気がする」




「え!似てないよ!」



てか似てたら可愛くない!



「似てるよ、可愛いし」



嘘だあ。



じゃあ前言撤回。



可愛くない!


「未玖、眼科行ってきたほうがいいよ…」




「2.0だけど?(両方)」





「そ、それでも行ってきたほうがいい!」




必死にそういう私に、未玖は笑っていた。