キミの手の奥の僕




ジャンケンをして、まあ晴がグーを出すだろうと思い、私と未玖がパーだとして…。


晴と沙和、未玖と私でペアで何かを買おう!みたいな感じに話を持って行きたかったのだけれど…。




まさか未玖がチョキを出すとは思わなかった。



大・誤・算…。




「香世ー?なにしてんのー…」



沙和がテクテクとわたしたちの所へ駆け寄ってきた。



私は沙和の耳に手をあてた。



「ごめん、失敗した」



こっそりと…。



…言ったつもりだったのに。




「何を?」



晴が笑いながら不思議そうにいった。



な!


なんで聞こえてるのっ!



焦ったように沙和を見ると、青ざめた顔をしたと思ったら ばか と口ぱくをしていた。





ひーん!



ごめんなさぃぃぃぃい!