私は囲まれた。

ここは人通りが悪い。

もうすこし、にぎやかなとこに逃げればよかったと考えても、今はもうおそい。

「なんで逃げたの?」

「これからどっか行かない?」

男はひたすら話しかけてくる。

「いや・・・いいです大丈夫です。さようなら」

「なんで?いいじゃん」

震えも出てきた。このまま死ぬんじゃないかと思うくらい、怖かった。