夢の中

「ただいまー」

「どこに行ってたの?」

私の声をさえぎるように話したクウ。

「ねぇ、クウ、怒ってる?」

クウは突然抱きついてきた。

「心配したんだよ・・・もう勝手にどこにも行かないで・・・」

クウの体は、やっぱり冷たかった。