夢の中

◆◇◆

家の戸の前まできたところで、立ち止まり気持ちを落ち着かせる。

・・・ただ、似てるだけだよ。うん。偶然だよね・・・

そう自分に言い聞かせる。

こんなに思うのは、思い当たることがたくさんあったからだ。

クウは霊なんじゃないか?って・・・

確信してしまいそうだ。


家に入ると、いつもと変わらないクウがいた。

時計の針はもう午後1時をまわっている。