神の承諾~純愛~

翌日。


はあ。


相変わらず、警察のような装備一式がそこにはあった。

新着メールが一通「君は公安二課の臨時現時特派員に選ばれた。これからは、我々の指示に従ってもらう。課長・ノエル」

ノエル、名乗る事は無かったが、多分、あの初老の男性だろう。


了解、と返信。


突然、受験生から未来の特殊部隊に仲間入りだ。


しかし、藤田百合、
確か、上の学年のアイドル的存在の女性先輩だ。


格闘能力の高いモデルで安易に仕留める事は出来ないらしい。

メールは一晩で十何通も送られてきており、俺が必死に集めた情報ノートはゴミ箱行きになりそうだ。




待てよ、犯人が分かってんなら今から動けば良いんじゃないか?



おっと、新着メール。






はああああ?
未来でも法律で現行犯で無いと逮捕、破壊が出来ないらしい。つまり、動くのは犯行が行われている時という事になる。

タイムスリップにも限度があるらしく、俺にもメールという形でしか常時連絡は取れないらしい。