「今日どこいく?」 「今から暇?」 そんな声があちこちから聞こえる中、私はさっさと帰る支度をする。 そんな私の耳に、 「そんな急いでいつもどこ行ってんの?」 声が聞こえた。 鞄から目線を隣に移す。 隣の席の内藤 岬(ナイトウ ミサキ)くん。