怖くなった私は、恐る恐る振り返った。 目の前には、ズボンのポケットに手を突っ込んだ仁王立ちの内藤くんの姿があった。 ……い、いつの間に…。 「……敬語、やめろよ」 眉間にシワを寄せて、突然そう言い放った。 「…はい?」 「敬語やめろ」 「でも――…」 「やめろ」 「……はい」 そう返事をした瞬間、睨まれた。 ……怖っ。