「あ、はい」 「…そうか」 同情か。 それとも、下手に傷つけないようにか、それ以上は何も聞いてはこない。 「今月末、校外学習があるんだ――…」 「行きません」 「…わかった」 先生の言葉を途中で遮り、きっぱりと答えた。