広くて綺麗な青空と、元気で眩しい太陽に見守られる。


「言って」

「あー…」

"本当"なら、ちゃんと私に届けて。

ちゃんと聞かせてほしい。

ちゃんと聞いたら、ちゃんと答えたいから。



「…好き」

小さな声だったけど、聞こえた『好き』って言葉。

そして、ぎゅっと抱きしめられた。


…自分から言わせたのに、めちゃくちゃ心臓が震え出した。


そして、

「砂瑛がすげぇ好き」

今度は耳元で囁かれた。