「……違う、の?」 「違うけど、なんで俺のだって思った?」 「あ、いや。違うならいいの、ごめんね」 「…気になるんだけど」 「この紙にね…」 「うん」 「…文字がね……書いてあるの…」 「……どこに?」 「白で書かれてるから…、気付かないんだけど……」 「何て書いてあんの?」 「"好き"って、…書いてあった」 そう言って、その紙を見つめる。