だけど『その内わかる』の言葉を信じて、大事にとっておいた。 「ねぇ、浤太」 「何?」 それから、この紙の持ち主は浤太なんじゃないかと思った。 一度は別れた私たちだけど、浤太は納得していないし、あの時にまだ好きだって言ってくれたから…。 持ち主が浤太だったら、拓也くんの話しが繋がる気がした。 「これ…」 そう言って、"その紙"を出して見せる。 「これ、浤太の?」 「え?」 何言ってんの?って顔をする浤太。 真っ白な紙を出されて『これ、浤太の?』って聞かれて、私が変だと思うに決まってる。