だけど、伝えておきたい人がいる内に、隠さずにちゃんと伝えておきたい。 幼かった中学時代。 親しかった友人や、あの頃の浤太に伝えられなかったから…。 心はあっても、生きてる心地がしなかったあの頃の自分が見てきた景色は、とても残酷なものだった。 そう伝えても、本人の立場にならなきゃわからない事。 「同情はいらない。わからないなら、無反応でいい。ただ、最後までちゃんと聞いていて」 流れてる涙が、シミをつくっていく。 「わかってる」 真っ直ぐ瞳を見て、答えてくれた内藤くん。