その後もずっと静かで、気まずくなった私は、窓の外に目をやった。

外はいい天気で、もうすぐ夏だよ、って知らせるその太陽がちょっと憎たらしかった。


チャイムが鳴ると、ざわつき始めて、みんなそれぞれ自分の席に向かっていた。

チャイムが鳴るまで、誰一人喋らず私を見ていた。

…と思う。

なんでそんなに見られていたのか、良くわからなかった。


でも、翌日。教室に入るとみんないつも通りだった。

まるで、昨日は何もありませんでしたよ。とでも言ってるかのよう。