「いい天気だな〜っ」

そう言って、大の字で浤太は寝転がった。


外は、本当にいい天気だった。


「砂瑛も寝てみ?空綺麗だぞ」

少し眩しそうな顔をして、隣をポンポンと叩いた。

私は言われるがまま、浤太の隣に寝そべった。


雲一つない空に、飛行機が長く白い綿菓子をつくる。