*――――side 浤太――*




変わらない笑顔を向けてくれる彼女に、男ながらキュンとする。


昔と今では、ずいぶん外見が変わったけど…。

可愛らしくて、愛しいその瞳は変わらなくて、すぐに砂瑛だとわかった。

性格も"相変わらず"で。


ホッとしたような、少し呆れたような気持ちだった。

頭を撫でると、笑顔を向けてくれた。



放課後。

担任と部活の話しを仕終わり、教室に戻った。