「る、瑠衣ー!」


金髪の人と瑠衣は私を同時に見る。


「亜緒!ごめんごめん」

「瑠衣をさらわないでくださいっ…」


私は半分泣きそうに
なりながら瑠衣の腕を掴む。


「「え?」」


きょとんとした顔を2人揃ってみせた。


「あはは!勘違いだよ亜緒〜」

「…え?勘違い?」


瑠衣は私の頭をぽんぽん撫でる。


「亜緒ちゃんおもしろいねー!」


怖い男の子が私をみて笑う。


それから瑠衣と顔を見合わせて
「いいんじゃん?」と一言呟く。

それからワンテンポおいて
瑠衣が私に向き直って言った。


「あのね、これを今日言おうと
思ってたんだけど私達付き合ってるの」


えぇえええーーーー!!!!

予想外の展開に私は言葉も出なかった。