「なんやて!?歩未のパートナーは俺や!!」

「ちょ!変な事言わないでよ!!」

「なにお前ら付き合ってたん?」

歩未の顔が真っ赤になる。図星か。

「そうなの!?歩未!」

「てか話ずれ始めたぞ」

「そうだった…」

「説明はカイに任せる。私はヤマトに行って下準備をしてくる」

「たっく…めんどくせぇ事押し付けやがって…」

ちょっと俺の性格に似てるな…こいつ…

「俺らはヤマトから来た。もう一つの世界みたいなやつだ。俺たちはヤマトで選ばれた4人ってとこだな。」

「あたしたちと同じって事?」

「そんなもんだな。んで俺らの住むヤマトから凶悪な悪魔がこっちの世界に侵入したって訳だ」

ここまではわかった。

けど肝心な事がわからない…なんだ?…

彼らは人間なのか?

ヤマトでは何が起こっているんだ?

「そんでお前らにヤマトへ来てほしいんだ」

「私たちが…?」

「頼む莉奈…今頼れるのはお前たちしかいないんだ…」

「お願いします!!」

あぁ…こいつらは自分たちの世界を救いたいだけなんだ…

大切な人たちを救いたいんだ…

「俺…やるよ」

「「雅!?」」

「言うと思った」

「莉奈…」

「私を誰だと思ってるの?雅の事ならなんでもわかるし、わかりたい…」

うん。やっぱりこいつは最高だ。俺を知ってて俺の気持ちをわかってくれる。

「しょうがないわね…。あたしも行く。」

「歩未…?」

「べ、別にシュウたちのためじゃないんだからね!!莉奈と雅だけじゃ心配だから…」

「ふふ、ありがとう。」