「ったく、まぁ…いいけどさ。」

この人。

佐野樹先輩。

私を支えてくれた、大好きな人です♪

「てことで、みんなで誕プレ用意したんだよ♪」

そういって、千晴先輩が袋を取り出す。

ちょっと、大きめ。

私は、この中身を知ってる。

先輩、喜ぶかな…??これ。

「…なに?これ」

「開けてみたら分かるよ♪」

ガサガサ…

「…ぬいぐるみ…??」

等身大、佐野先輩人形(笑)

裁縫の得意な同じ演劇部の同級生、未衣が作ったもの。