それでも、意を決して入っていく。 「・・・ただいま。」 「あら、お帰り、ケイタ。」 「お帰り、ケイタ。」 一応、二人とも、俺が来てからは、少しおさまったようだ。 ・・・・・でも。 「ケイタ、まだあの子と付き合ってるの?」 「そう、だけど?」 「そろそろ、やめたら?もうすぐ受験なのよ?」 「・・・・・。」 そう・・・おふくろは、受験なんだから、ノゾミと別れろ・・・。 と、最近やたら言ってくる。