キンモクセイ~不思議な友情物語~



笑っているのはいつものことだけど。

その笑顔がひきつっているのはいつものことじゃない。



やっぱり昨日・・・。





・・・考えすぎかな・・・?




でもやっぱり謝ったほうが、いいのかな・・・




「桂、昨日・・・『ねぇ沙耶!』


あたしの言葉を桂に遮られる。




「・・・え?」

驚きで反応が遅れた


『今日、どうする?沙耶も畑仕事やる??
昨日頑張ったから、今日は休んどく??』


あぁ・・・そんなことか・・・。

桂に見捨てられるんじゃないかって、少し不安になったけど、そんなことか・・・

よかった。


「いや、今日もやるよ。
疲れるけど、結構楽しいし」


あたしも桂も朝食を食べ終わり、食器を片付けながら言った。


『そっかッ!
無理しちゃダメだよ?
じゃぁ、先に行ってるね』


「うん。」





バタバタと桂がでていった。