キンモクセイ~不思議な友情物語~


『…という事なんですよ!
嘘だと思うかもしれないけど、信じてくださいね☆』





「よし、よくわかった!!
信じよう!!!



…ってなわけあるかぁ!!」













桂がいうに、自分はこの公園のキンモクセイだと。

この公園は普段誰もこなくて、存在もしられてないと。

何故あたしがここにきたかというと、自然と導かれてきたと。

この公園にくるには、あたしみたいに「導かれてきた人」に案内してもらわないとこれないと。

案内してもらっても、その友達に桂の姿はみえない。

みえるのは、導かれた人のみ―――。










こんなん信じる人がおかしいでしょ。


『なッなんでですかぁ!?』



「当たり前でしょ。
いい年して精霊ごっこなんて痛いよ?」



『精霊ごっこなんかじゃないよ!
ホントウなの!』








…重症だ。