7時ごろからやっててもう11時なのに…まだ畑仕事だよ…?
桂のあの生命力はなに!?
そんなことを考えながらゆっくりと畑仕事を続けていると、ふと思うことがあった。
どうして桂の家族が見当たらないんだろう…?
そういや会ったとき自分はここのキンモクセイだ~とか言ってたけど…
ありえないって思ってたけど、あたしが小さい頃お姉ちゃんがあたしの見えない、誰かと話していたのは確かだし…それが桂だったりするわけで…。
…聞いてみようかな…?
でも…誰にでも触れられたくない部分はあるし…
う~ん…
『…や?…沙耶!!』
桂が心配そうにあたしの顔を覗き込む。
「は…はい!?」
…ビックリして声裏返っちゃったじゃん…。
