キンモクセイ~不思議な友情物語~

その後、父が補導された。



父はすべてを話した





事件当日、現場にいたこと

致命傷を負っているのを知りながら救急車も呼ばず、見捨てたこと。










警察からそれを聞いたとき、本当にショックだった。


だってまだ、心のどこかで信じていたから…。








父は少しの間刑務所に入れられることになった。





その間あたしはまだ13歳、ということもあって病院に預けられていた。




といっても精神的ショックが大きすぎたため、精神病院に。








カウンセリングで少しは回復したのと、父は罪が軽かったのですぐにでてきたから。



児童相談所も様子をみることにしようってことになって、二人とも帰宅を許された。







まぁ少しは反省しているだろう、と思っていた。









だがその淡い期待はもろくも崩れ去った―