香りをたどって歩くと、公園についた。






「わぁ…」




公園一帯が黄色い海のようだった。





「キンモクセイだ…」







綺麗…。



キンモクセイか…
何年ぶりだろうな…





小さい頃、姉がキンモクセイをみにどこかへ連れてってくれたな…








《ここはね、幸せの公園なんだよ―》








そういって、姉は見えないだれかと嬉しそうに話してた―




幼いあたしは、ただわけがわからず不思議そうに見てたけど






今思えば、あれが、




天からの迎えだったのかな―?