頭が真っ白になった 帰りは送ってもらった 帰り道、何を話したか、何を考えていたか、どんな景色だったのか… すべて覚えていない ただ… 今あたしの隣でお姉ちゃんが眠っている お姉ちゃんがいないショックでただぼーぜんとして、動くのさえ面倒に感じた ぼーっとしてると、なんだかおなかがすいてきた こんなときに… 自分は薄情なのか… そう思いながらもリビングに行った あの血のニオイが充満している、悪夢の部屋へ―