キンモクセイ~不思議な友情物語~


頭が真っ白になった


帰りは送ってもらった


帰り道、何を話したか、何を考えていたか、どんな景色だったのか…

すべて覚えていない






ただ…






今あたしの隣でお姉ちゃんが眠っている








お姉ちゃんがいないショックでただぼーぜんとして、動くのさえ面倒に感じた






ぼーっとしてると、なんだかおなかがすいてきた



こんなときに…


自分は薄情なのか…


そう思いながらもリビングに行った











あの血のニオイが充満している、悪夢の部屋へ―