お姉ちゃんはすぐに運ばれた 「お姉ちゃん! 死んじゃダメだからね!? 絶対一緒に…ケーキッ食べるんだからッ!」 お姉ちゃんの意識はもうない それでも信じなくちゃ 「絶対生きてね!? あたしお姉ちゃんがいないとッ…」 少し温かいけど温度が低いお姉ちゃんの手を握って必死に言葉をかける でもその言葉はお姉ちゃんに届かない それでも信じるんだ 意識がなくても、信じなかったら助かるものも助からない あたしが信じなきゃ いつも守ってもらってばっかだった 次はあたしの番だよ―!