啓が転校して5ヶ月経った。


「柴帆~今日ひま~?」


そう声をかけてきたのは咲だった。


「ひまひま~咲遊ぼ~っ★」


「じゃあ学校終わって家に帰ったら3時に咲の家ね♪」


あたしは早く帰りたかった。咲とはよく一緒に遊ぶけれど


最近はなんだか少しでも誰かと一緒にいたかった。


多分、、、啓をまだ思っていたんだろう。


ピーンポーン、、


「咲~来たよ~♪」


「あら、柴帆ちゃんっいらっしゃい♪」


「あ、おじゃまします~。」


咲のお母さんはとても優しそうな人。羨ましいなあ・・・


「柴帆~っ!部屋おいでっ」


そう言われて咲についていった。