―justice―




皆の冷たい視線が菖蒲さんに向けられる


『てことは、お前は俺らと殺しあいを望むんだろ?
なぁ、そこのお前も。』


その中で瞳を輝かせていたのは、暁さんだった

彼の眼は狂喜に満ちていて、兄上と菖蒲さんの姿を捕らえる


『はは、大歓迎だ。
俺様はそんな奴ら、嫌いじゃない。』


そして、そのまま近くにいた菖蒲さんに殴り掛かる


「馬鹿な方ですわね。」


菖蒲さんがポツリと呟き、手にしていた人形の腕を無理矢理後ろに折り曲げた



ボキッ―





僕の耳に届くほど、その嫌な音は静まり返っていた部屋の中に響く


そして


『っ…ぐああああいあああっ!!!!!!』



悲鳴が轟く


僕は思わず眼を塞ぎかける


暁さんの両腕は、本来とは違う方向に捻り曲がっていた