―justice―




しかし、姫は踊り子に化けると敵陣へ入り込み、角笛も奪ってしまいました。

こうして、また何の取り柄も無くなってしまった老兵達は、当ても無い旅に出ました。

3人でいてもしょうがないと、そのうちの1人が別れました。

別れた1人が森を歩いていると、美味しそうなリンゴを見つけました。

そのリンゴを食べると森の外へ出てしまうくらいに鼻が伸び始め、あまりにも長く伸びたので動けなくなってしまいました。

しばらくすると別れた2人が伸びた鼻を見つけ、それを辿ってやってきます。

とりあえず森を出るため2人が鼻を持って歩き始め、美味しそうな梨の木の下で休憩していると、あの赤い小人が現われます。

小人はこの梨を食べると鼻が元に戻ると答え、老兵達が言うとおりにすると鼻は元に戻りました。

さらに赤い小人は続け「鼻の伸びるリンゴを粉にした物と、元に戻す梨を粉にした物を使えば、アイテムを取り返せる。」と3人に助言しました。

さっそく3人は庭師を装って王宮に入り込み、姫にあのリンゴの粉を渡し、「料理にかけるとうまい。」と伝言を残し王宮を出ました。

リンゴの粉をかけて料理を食べた姫の鼻は伸び、直す方法が見つからないので王様は「誰か鼻を治せる者はいないか。」と国中にお触れを出しました。

医者に化けた老兵達は、梨の粉を少し与えて鼻を少し短くし、治せることを王様たちに確認させた後で、リンゴの粉を与えてまた鼻を長くしました。

何故治らないと聞く王と姫に老兵達は「姫が何か盗んだ物があるからではないか?それを返せば治るだろう。」と答えました。
姫は盗んだアイテムを返すことを拒みましたが、王様の説得で返すことを決め、老兵達は梨の粉を与えて姫の鼻を治しました。

そしてアイテムを取り返した老兵達は、また自分たちの宮殿で楽しく暮らしましたとさ。


おしまい