―justice―




「どうしてあの子はあんなことに!?
多分あの子は参加者なはず!!」

「はぁ…おそらく…あれでしょうね。」



「あれ…?」


「スピーカーの声がいってたじゃないですか。
試練に失敗したら…、狂うって。」


じゃああの子は、試練に失敗したのか


僕らは尚も一直線に続く廊下を走りつづける

僕らの体力がなくなる前に、彼女が諦めてくれればいいのだが


すると、前方を走っていた椿さんが勢いよくなにかにぶつかって倒れる


「っ!?
かはっ…!!!」


「椿さん…!!!」

「前に…、なにかあるみたいです。」


椿さんはぶつかった鼻を抑えて前方を指差す

「え…、何も…。」


僕が手を翳すと、なにもないはずの空間に透明なバリケードのようなものの感触がした


「うそでしょ…。」


廊下はまだまだ続くが、この透明なバリケードに阻まれて先に進むことができない


更に悪いことに、彼女に追いつかれてしまっていた


「はは…、お遊びはもうおしまーい。
んーと、どちらにしようかな♪」